銀行から融資を受けるときに必ず、決算書を提出します。
銀行は、決算書を見て融資を実行するかどうか決定しますが、さて、どんな決算書を出したらいいのでしょうか?
実は、決算書には銀行が喜ぶ決算書と、銀行が嫌う決算書の2種類があります。
その違いを見てみましょう。
銀行が喜ぶ決算書
・銀行名や支店名が間違っていないこと
・預金・借入残高の金額が間違っていないこと
・損益計算書の当期純利益がプラスになっていること
・貸借対照表の純資産がプラスになっていること
・計上利益がプラスになっていること
銀行が嫌う決算所
・銀行名や支店名が間違っている
・預金・借入残高の金額が間違っている
・貸付金が増加している
・貸払金が増加している
・売掛金が増加している
・棚卸資産が増加している
・開発費が計上されている。
決算書が正しく記載されていて、かつ、資産、利益ともにプラスになっている決算書を銀行は喜びます。
もし、決算書が間違っていたら…
信用は一発で無くなりますよね~
そして、赤字で、かつ、貸付金、仮払金、売掛金、棚卸資産が増えていたら、危険ですよね~
銀行に決算書を見せる前に、まずは、一度、上記の観点から決算書を見直してみましょう。
必要があれば、税理士にご相談ください。
また、ざっくりとですが、銀行からどれくらいの融資を受けられるのか?
その算定方法を書いておきます。
融資可能金額は、
・年商の30~50%程度
・経常利益の10倍~20倍
を目安に決定されます。
パーセンテージは、業種により様々です。
例えば年商1億円、経常利益1000万円なら、簡単に計算すると
・年商1億円の30~50% つまり3000万円~5000万円
・経常利益1000万円の10倍~20倍 つまり1億円~2億円
ですので、少ないほうの金額を取り、3000万円~5000万円なら借りられると考えられます。
まずは、銀行に借りられるのか?枠が取れるのかを確認します。
もし、銀行に断られたら?
ご安心ください。我々が相談にのります。
ぜひ、右の問合せからお問い合わせをお願いします。
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